トラブルを避けるために。瑕疵物件について学びましょう。

2018.11.17

不動産の用語の中に「瑕疵」という言葉が出てくることがあります。

「かし」と読みますが、この瑕疵、問題がある物件、と言うことでよく使われます。

問題がある、というと嫌な事件に巻き込まれた物件。

というイメージもありますが実際はどうなのでしょうか。

いわゆる事故物件や訳ありの物件に対して

例えば殺人事件、それから自殺、事件などに関わった物件を、事故物件や訳あり物件、と呼んでいます。それを法的な難しい言葉で心理的瑕疵物件と呼んでいます。　瑕疵、という言葉を調べてみると、「通常、一般的には備わっているにもかかわらず本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないこと。法概念としても用いられる。」ーウィキペディアより

上記にもあるように、瑕疵物件とよばれるものには、主に事件や事故に関係した物件を言うことがあります。賃貸物件では、瑕疵物件は家賃が安くなることがありますが、不動産売却でもやはり少し安く買い取りされる傾向にあります。

物件に問題があるわけではないのに問題？

実際に物件自体には瑕疵があるわけではなく、その物件に対して起きた出来事が、人にとって心理的にダメージがある、ということで、心理的瑕疵、と不動産では位置付けをしています。これも法的に心理的瑕疵物件という表現があることから、不動産業界では心理的瑕疵物件に対しても、これから購入する方や、賃貸物件として利用する方に告知をする義務があります。

告知義務がないままで取引をしていると、後にトラブルにつながることがあります。瑕疵物件ということをきちんと告知することで、信頼にも繋がります。

心理的瑕疵物件に当たる物件とは

・暴力団などの事務所に使っていた

・病死した部屋だった

・孤独死していた部屋だった

・自殺など

病死などは告知についても賛否両論ありますが、新しく住む側としては、「過去にこんなことがあったのであれば買わなかった」とか「そんな事件があったのであれば買わなかった」と、後々になって契約が破棄されてしまう要因になりかねません。トラブルを避けるためにも、心理的瑕疵物件についてはできるだけ詳しくお伝えする方が信頼に繋がるのでは、と当社は考えています。

そんな心理的瑕疵物件をお持ちの方も是非お問いあわせください。

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